
朝6時。我家の居間から眺めた夜明けの光景である。
諸事情あって、昨年のクリスマスイブに、同じ敷地内の“B棟の3階”から“C棟の13階”に転居した。
諸事情といっても“夜逃げ”や“夫婦別居”したわけではない。家人のちょっとした思いつきである。
画面右側に見えるのが旧宅(B棟)で、郵便物のチェックに毎日訪れている。
住民票はそのままで、運転免許証や健康保険証など身分を証明する住所も“B棟”のままだから面倒が多い。郵便物不在連絡票があると(再配達を依頼しても不在だから)郵便局に受取りに行く。年賀状を兼ねて“転居”を伝えているから、一般郵便物は“C棟”に届く。ヤバイのは御役所関係からの郵便物である。
大量の書籍&資料類は、大胆に分別するしかなかった。
①新居(C棟)に運ぶもの、②旧居(B棟)に残留するもの、③思い切って廃棄するもの、結果的に“ほぼ3等分”になって、大量の書籍を廃棄してしまった。
「読書家の方が亡くなり、その蔵書を図書館に寄付しようとしても、最近は断られることが多いと聞く。学者さんしかりだ。よって生きている間に、断捨離ということで紙クズとして処分する」=林真理子“夜ふけのなわとび”週刊文春2015.1.15号。